[12] ルカ 手術をする |
2011/03/07(Mon) 17:51 |
カテゴリ:【かるべの仲間たち】 |
| 診察も無事終了し部屋へ戻るとルカがしきりに肘をなめています。
「何をそんなになめてるん?ちょっと、みせてみ」 ひじのところが、ぽっかりとクレーターのように盛り上がりへこんでいます。
「ええ?!」
そこへルカ姉がやってきて「年末からずっとなめとったよ」と言いました。 「なんで早くいわんのよ」 「ゆったけど、おかあさん、山でけがしたんやろ、っていっただけだったよ。」
うああ、それはまずい。 急いで細胞を診なければ。
円形の細胞。大きさはまちまち。 細胞質は少なめ。顆粒はなし。 (来来亭のラーメン注文みたい) 好中球、マクロファージはいない。 ライトギムザで顆粒はでるかも。 1時間後にチェックしなきゃ。 などと考えつつ、とりあえず夕食をとることに。
晩御飯を食べている最中、ルカパパ帰宅。 肘の病変について話すと、 「いつ手術できるんや。」とのこと。 「あさってならあいてるよ。」 「ほなあさってや。」
ええ、いきなりですか?? 食事もそこそこに術前検査を実施することになりました。 「家が病院でよかった。」とルカパパ。 どこまで親ばかなのかしら。
手術当日。 大好きなご飯をぬかれ 「なんで今日はご飯をくれないんですか??」と しつこく人の後をついてくるルカ。
手術室に行き麻酔をかけられ次第にうとうと。 少し不安な様子も、ママがいるのでスムーズな導入。
手術は順調に終了し、ついでに歯もきれいに。
そろそろ起きるかな、というタイミングで、 「ハウス」とひと声。 「え、おいしいものくれるんですか。ハウスにいかなきゃ。」 ガバッと起きるルカ。素晴らしい覚醒でした。
後日、病理検査の結果が届きました。 結果は良性の腫瘍でした。 手術後、肘をなめることもなくなりました。
「やたらなめて気にする」 この症状は皮膚病だけではなく腫瘍の場合もあります。 みなさんも、気をつけてくださいね。
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